ホラーゲームの世界は広大で、その奥深さには底知れぬ恐怖が潜んでいます。今回は、その中でも一風変わった作品「EVP」(Electronic Voice Phenomenaの略)をご紹介しましょう。このゲームは、実在するEVP現象を題材とした、 atmosfhere-heavyな体験型ホラーです。
ゲーム概要:霊の声を聞き取れ!
EVPは、プレイヤーがEVP研究者となり、幽霊や霊界の存在とコミュニケーションを取ろうとするシミュレーションゲームです。舞台は、かつて一家が惨殺されたという噂の残る古家。プレイヤーは録音機器を使い、この家で発生するEVPを記録し分析することで、事件の真相に迫っていくことになります。
心を抉るストーリー:真実はどこにある?
物語は、プレイヤーがEVP研究者として、この古家に滞在し調査を開始するところから始まります。すぐに不可解な現象が起こり始め、音声が聞こえたり、物体が動き出したりと、心霊現象の兆候が目立ちます。プレイヤーはこれらの現象を記録し、分析することで、徐々にこの家に関する真実へと近づいていきます。
しかし、EVPを聞き取ることは容易ではありません。ノイズや雑音の中から、かすかな声を見つけ出すには、集中力と忍耐が求められます。さらに、 EVPの内容は必ずしも明快ではなく、解釈に苦労する場面も少なくありません。プレイヤーは、自分の判断でEVPの意味を解き明かし、事件の真相を明らかにしなければなりません。
恐怖の要素:音の恐怖!
EVPの最も特徴的な点は、音を用いた恐怖表現にあります。ゲーム中では、 EVPが録音された音声データが頻繁に再生されます。これらの音声は、かすれた声や奇妙な呼吸音など、非常に不気味なものばかりです。ヘッドフォンでプレイすると、まるで本当に EVP を聞いているかのような錯覚に陥り、背筋がゾッとします。
また、ゲームの環境音も効果的に恐怖感を増幅させています。古家の軋む床板、風の音、遠くから聞こえる犬の吠え声など、プレイヤーの不安感を煽る音声が巧みに使われています。特に、 EVP が再生されている間は、これらの環境音がさらに強調され、緊張感が高まります。
ゲーミング体験:分析と推理がカギ!
EVPは、単に恐怖を楽しむだけでなく、EVPを分析し解釈することで、事件の真相に迫っていくという、推理要素も備えたゲームです。プレイヤーは、録音したEVPの音声を波形表示で確認したり、周波数分析を行うことで、その内容を解き明かしていきます。
さらに、EVPの内容を元に、古家に関する情報を収集したり、事件当時の状況を想像したりすることで、ストーリーの謎を解き明かすことができます。この推理要素は、プレイヤーの思考力と集中力を試すだけでなく、 EVP現象に対する興味関心を高める効果もあります。
ゲームの特徴:
特徴 | 説明 |
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ジャンル | ホラー、シミュレーション |
プラットフォーム | PC |
開発元 | Redact Games |
発売日 | 2019年 |
EVPは、恐怖を味わいたいだけでなく、EVP現象に興味がある人にもおすすめのゲームです。 EVPを分析し解釈することで、この不思議な現象の謎に迫ることができるでしょう。ただし、 EVPの音声は非常に不気味なため、夜遅くにプレイするのはお勧めできません。